あらすじ
魔物討伐の為に訪れた森で、アルバは空から落下してきた黒髪の少年・遊星(ゆうせい)を受け止める。
ひとまず冒険者ギルドに連れていき、話を聞くと遊星は異世界からの転生者だった。母を魔物に殺されて以来、強さを求めていたアルバは努力せず、転生したことで強大な魔力を持っている遊星に最初は反発する。
しかし魔法学園で共に過ごし、遊星の人柄や彼なりの努力を知って惹かれていることを自覚し、距離を縮めていく。
そんな中、サバイバル訓練に参加したアルバ達はエンシェントドラゴンの襲撃を受けた。遊星とアルバで撃退するがエンシェントドラゴンの目を通じ、魔王が遊星の存在を知る。
実は魔王は、異世界である日本で遊星の友達だった暁(あきら)だった。自分を慕う者達の悪意を向けられた遊星が、暁と距離を置いた末に事故死したことを知り、暁は密かに想っていた遊星を守れなかった絶望の末、異世界に転生し創世神により、世界を破壊する程に歪んで淀んだ魔力を受け取って魔王になった。
異世界から召喚された魔王が、異世界から召喚された勇者に討たれることで世界は浄化される。
遊星が死んだことで別に死んでも構わないと思っていた暁だったが、遊星もまた転生していたことに気づいて、どうせなら愛する相手に殺されたいと思って、遊星に会いに来た。
そんな暁から遊星を守ろうと、アルバは暁と対峙する。
世界を守る為には、魔王を殺さなければならない。だが遊星は、世界の為とは言え暁を殺したくない。
悩んだ末、遊星が思いついたのは魔王である暁を己の使い魔とし、その力を自分も引き受けることで暴走を防ぐというものだった。
命と死を共有する誓約。
更に、遊星は万が一の時はアルバが遊星を殺し、そうすることで共に命を落とす暁の魔力が、世界を滅ぼさないようにしたいと求めてきた。
アルバに、暁は殺してほしくない。しかし自分は、異世界に転生したばかりの時に救われたから、アルバになら殺されていいと。
アルバは世界が滅びそうになった時は、愛する相手を殺すことを約束する代わりに遊星と初めての口づけを交わし、今後も見守る為に遊星の傍にいることを誓った。
そして暁は、遊星を巻き込みたくないと躊躇するがファーストキスを奪ったアルバに煽られ、更に遊星との命と死を結ぶほど結びつきを求めて口づけし、誓約を結んだのだった。
ファンタジー…腐ァンタジー?(笑)なので苦手な方はご注意をm(_ _)m