あらすじ
宇宙の闇にこびりつく「汚れ」を落とすのが、私たちの仕事だ。
銀河を繋ぐ巨大な柱の陰で、次元の裂け目『深淵』から漏れ出す未知の『汚染』。
それは空間を赤黒い肉の壁へと変え、人々を狂気へと追いやる悍ましい冒涜。
その最前線で「掃除」を担うのは、星軌特殊清掃公社に所属する二人の特例清掃員。
過去の事故により、異形の狂気を“視界と音”で知覚してしまう女・キナ。
一切の感情を持たず、旧式の銃火器による圧倒的な暴力で空間ごと異形をねじ伏せる凄腕の傭兵・アルカ。
「見えてしまう女」と「何も感じない男」。
決して交わるはずのなかった凸凹バディは、惑星から惑星へと渡り歩き、星々に巣食うおぞましい汚染の「根元」を容赦なく引き抜いていく。
イカれた同僚たち、人為的に汚染をばらまく狂信者、そして公社を束ねる謎に満ちた「管理者」。
硝煙と血肉の匂いが漂う、痛快なスペースオペラ、開幕。