あらすじ

​完璧に管理された千年宇宙船。そこでは、農園で育つ芋虫の成長を祝う「芋虫祭り」が、世代を超えて受け継がれてきた。 十一歳の少女ミナもまた、小さな芋虫に「ソラ」と名付け、羽化の日を心待ちにする。 ​しかし、船を揺るがす推進システムの異常が、美しき伝統の裏に隠された「残酷な真実」を暴き出す。 排気口を埋め尽くしていたのは、羽化に失敗したはずの、無数の銀色の繭だった——。 ​変態とは忘却か、それとも進化か。 少女が船を止めるボタンを押したとき、真空の宇宙に、かつてない命の輝きが舞い上がる。 ​記憶と変態を巡る、美しくも切ないSF短編。

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カクヨム
カクヨム2026/04/27
  • 現在の作品芋虫祭りの終わりに、僕たちは繭(ふね)を止めた