あらすじ
後宮の内帑司で帳簿管理の全てを担っていた筆頭女官・明薇は、太后派が長年行ってきた四千八百両もの不正を一身に被せられ、雑役女官に降格される。
だが帳簿の仕組みを作ったのは明薇自身。
数字の矛盾は全て頭の中にあった。
書類の改竄痕を指先で読み取る力も武器に、業者査定会の場で新任筆頭女官の杜撰な運営と不正の尻尾を次々と暴いてみせる。
その手腕を知った若き皇帝は、太后に支配された国の財政構造を立て直すため、明薇に協力を求める。
冤罪を晴らし、帳簿と数字を武器に巨悪に挑む
——元筆頭女官の反撃が始まる。