あらすじ
かつて世界には、六人の魔王がいた。
戦争、支配、生命、創造、死――
そして、無能と呼ばれた六人目の魔王、ノア。
彼には何もなかった。
決まった権能も、軍勢も、支配する領域も。
だから、裏切られた。
五大魔王に処刑され、すべてを奪われ、奈落へと落とされる。
――だが。
失ったことで、彼は気づく。
自分の力は「既存の魔法」ではない。
炎でも氷でもない。
支配でも死でもない。
魔法そのものを“作る力”。
誰も知らない魔法を生み出し、
世界の法則すら書き換える、規格外の力。
奈落から這い上がったノアの前に現れたのは、
追われる一人の少女。
城もない。
仲間もいない。
食料すらない。
――それでも、彼は笑う。
「じゃあ、ここから作ればいい」
これは、無能と呼ばれた魔王が、
仲間と出会い、国を作り、世界を奪い返す物語。
そして最後には――
すべてを滅ぼす。