あらすじ
山下敦、51歳。
独身、尼崎在住、10tトラック運転手。
仕事終わりの楽しみは、居酒屋、スナック、ラウンジを巡ること。
若いころの夢も、結婚も、将来設計もどこかへ置き忘れ、今日も夜の道を走っていた。
そんなある深夜、南港の倉庫街で敦は銀色の球体を拾う。
それは宇宙から落ちてきた、自律型AIだった。
勝手に健康状態を診断し、酒の量を制限し、生活を最適化しようとする銀色AI・ギンコ。
ひとり気楽に生きてきた敦の日常は、こいつのせいで少しずつ、いや、かなり騒がしく変わっていく。
おっさんの孤独な人生に、銀色の相棒が転がり込んできた。
これは、尼崎の夜を走る51歳トラック運転手と、妙に世話焼きな宇宙AIの、笑えて少し泣ける人生再起動物語。