あらすじ
公爵令嬢レティシアに仕えるのは、王国でも指折りの実力を誇る双子騎士、オスカーとエルマー。
息をするように噛み合う連携、言葉がなくても通じる阿吽の呼吸、並んで立てばそれだけで絵になる最強の双子——けれどその実態は、自由すぎる主に今日も振り回される苦労人でもあった。
軽やかで人懐っこく、どこか楽しげに騒動へ踏み込んでいくオスカー。
一見冷静で堅実、それでいて結局は誰より面倒見がいいエルマー。
似ているようで違う、違うようで誰より息の合った二人は、完璧令嬢の仮面を脱いだ“干物系チャラ男男装令嬢”レティシアに巻き込まれながら、休日も任務中も、気づけば騒動のど真ん中にいる。
最強なのにお嬢には甘く、呆れながらも放っておけない。
かっこいいのに少し抜けていて、強いのにどこか愛おしい。
双子だからこそ生まれる空気、二人だからこそ成立する距離感、そしてレティシアのそばでしか見せない素の表情――
オスカーとエルマーの魅力をたっぷり詰め込んだ、騒がしくて楽しくて、時々ぐっとくる。そんな双子騎士が主役のスピンオフ短編集。