あらすじ
年に一度の年末生徒総会――全生徒が集うその場で、名ばかりの生徒会長である第三王子マイスターは突如、婚約者フォンテーヌ・ド・リングへの婚約破棄を宣言する。
新たな婚約者として伯爵令嬢スカーレットを指名し、総会の場を“盛り上げる”はずだった彼の思惑。しかし当のフォンテーヌは一切動じることなく、淡々と議事進行を続けようとする。
想定外の反応に苛立つマイスターは婚約破棄の理由を並べ立てるが、すべて冷静に切り返され、逆に自身の無能を露呈していく。
やがて議題は本来の「学園風紀問題」へと移り――明かされる衝撃の事実。
スカーレットの正体、そして王子自身の立場もまた崩れ去る。
これは、“自分が主役だと信じていた男”が、すべてを見誤った末に転落する物語。