あらすじ
超・妄想コンテスト「散歩」の参加作品です。
転校した先のお祭りでスマホに夢中のクラスメイトの中で唯一一緒にお祭りを回ってくれることになった男の子。
それから私にとってお散歩は誰にも何にも邪魔されない2人の大事な時間になっていった。
「お散歩っていいね。」
「転校生までそれ言うの?」
最初はわからなかったが、そうだ。彼の苗字は。
「ありがとう。犬井くん。」
「犬井なんて誰も呼ばないわ。なんかそわそわするからみんなと同じように呼んでよ。」
口の中でころがした5文字がこんなに甘いなんて思わなかった。