あらすじ

王国が追う。帝国が狙う。法国が裁こうとする。魔族すら警戒する。 ――その中心にいる青年、ノイヴァルト・ゼルハイン本人だけが、なぜかいつも飄々としていた。 交易都市ベルメリアで静かに暮らしていたはずの彼は、ある日《無》のレガリア保持者であることを知られてしまう。それは六色の理の外側にある、奪い、削り、否定し、すべてを空白へ還す異端の力。 各国は彼を欲し、恐れ、利用し、あるいは排除しようと動き出す。 だが当の本人は―― 「面倒ですね」「とりあえず飯にしませんか?」 そんな調子で、旅の仲間たちと気ままな旅を始めてしまった。 豪快な鬼人族の戦士ガルド。理知的で苦労人な術師シオン。真面目すぎる帝国軍人リシェル。そして、彼を巡って動き出す王国・帝国・法国・魔族たち。 敵味方の境界すら平然と踏み越え、争いを会談に変え、神になれる力を持ちながら平穏を望む旅人。その存在は災厄か、希望か。 世界が騒ぎ、思惑が渦巻く中――今日も旅人は笑っている。 これは、世界の中心になってしまった男が、ただ穏やかに旅をしたいと願う物語。

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カクヨム
カクヨム2026/04/26
  • 現在の作品無色のレガリア 〜神すら消せるのに、今日も飯の心配をしている〜