あらすじ
“冷酷王妃”と呼ばれるロゼリアは、愛妾イゾルデに夢中な国王ユリウスに代わって多くの政務を担い、国のためにと努力を重ねてきた。
だが、イゾルデの策略によって、あっけなく離婚を言い渡され、国外追放となってしまう。心が折れたロゼリアは決意した。
「これからは家門や国のためでなく、自分のために生きていこう」
亡き母の祖国である帝国で新たな生活を始めようとしたロゼリアだったが、たびたびトラブルに見舞われ、帝国の大公であるティオフィルに助けられる。
こうして、彼の屋敷に一時的に身を寄せることになったものの、そこには彼の姪である幼いナターシャ皇女も保護されていた。
「……ティ、ティオに近づかないで!」
警戒心の強い子猫のようなナターシャ。
孤独の中で多くの問題を抱えている彼女の寂しさに、ロゼリアは幼い自分の姿を重ね……