あらすじ

怜と理央は、SNSの何気ないやりとりから知り合う。 最初は、夜に少しだけ話す相手だった。 眠れない夜、仕事終わりの疲れ、誰にも言えない不安。 二人は恋人ではなかった。友達とも言い切れなかった。 それでも、毎晩のように言葉を交わすうちに、互いの生活の一部になっていく。 理央は怜の優しさに救われながらも、ふと不安になる。 自分は、怜にとって「若くて寂しい女の子」だから大切にされているのではないか。 一方の怜は、理央を大切に思えば思うほど、自分の恋心を隠そうとする。 年齢差を理由に、欲望を持たないふりをする。 けれどその沈黙は、理央にとっては拒絶にも見えてしまう。 ある夜、理央は怜に聞く。 「私じゃなくてもよかった?」 その一言で、二人が名前をつけずに守ってきた時間が、少しずつ形を変え始める。

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カクヨム
カクヨム2026/04/26
  • 現在の作品夜に名前をつけない