あらすじ

「魔力なき妻では、侯爵家の恥になる」 婚約者に公衆の面前でそう告げられた公爵令嬢エリーゼは、泣かなかった。 怒りもしなかった。ただ静かに、一礼をして顔を上げた。 そのとき——謁見に同席していた隣国の王太子、アルノルト殿下が立ち上がった。 「貴女には魔力がないのではありません。あらゆる魔力を無効化する体質がある。それが貴女の本当の力です」 千年に一人の希少体質。魔法攻撃が激化する時代に、最も必要とされる「盾」。 二十年間「欠陥品」と呼ばれてきたものが、一夜にして別の名前になった。 翌週、エリーゼはアルヴァン王国へ旅立った。 知らない国。知らない人々。でもそこには——魔力のない自分を笑う人が、誰もいなかった。 怒らない。叫ばない。ただ、自分の道を歩く。 それが、一番のざまあだと思うから。

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小説を読もう2026/04/26
  • 現在の作品魔力ゼロと笑われた公爵令嬢、実は千年に一人の体質でした〜婚約破棄された翌日、隣国の王太子に見初められまして〜