あらすじ
Sランクパーティ『黄金の翼』で、事務や雑用を一手に引き受けていたカイル。
しかし、戦闘スキルを持たない彼は「無能な寄生虫」と罵られ、理不尽にパーティを追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
カイルが帳簿をつける傍らで、スキルの**【概念改変】**を使い、パーティの装備を「破壊不能」に書き換え、彼らの幸運を「必勝」に定義し直していたことに。
「……さて、これからは自分の生活を『効率化』させてもらうか」
自由の身となったカイルが向かったのは、人類未踏の「死の森」。
そこでも彼は、持ち前の効率主義で常識を次々と塗り替えていく。
ただの石ころを「魔除けの聖域」に変え、折れた剣を「神殺しの聖剣」へと再定義。
行き場を失った最強の聖騎士や多種族の美少女たちを助けるうちに、いつの間にか辺境には世界最強の国家が爆誕していた。
一方、カイルという「支柱」を失った勇者たちは、装備は壊れ、不運に見舞われ、瞬く間に没落していき――。
「今更戻ってこい? 断る。俺は理想の『庭』を維持するのに忙しいんだ」
これは、無自覚に世界の理をいじる最強の事務員が、最高の仲間たちと気ままに理想の国を創り上げる物語。