あらすじ
「君のような金に汚い女、我が国には不要だ!」
卒業パーティーの最中、第一王子アランから婚約破棄を言い渡された公爵令嬢エレナ。
だが、物の価値をグラフで視る『相場鑑定』を持つ彼女は、心の中で喝采を上げていた。
(あら、私を捨てていいのですか? この国、明日にはポーション代が払えなくて破綻しますわよ?)
エレナは追放される直前、王国の全資産を「空売り」し、隣国の冷徹公爵ヴィクトールの元へ。
死にかけの彼を「最高級の優良銘柄」と見抜いて投資(救済)した結果、エレナは世界経済を牛耳る女帝へと上り詰める!
一方、エレナを失い、インフレと薬草不足で崩壊寸前の王国。這いつくばって許しを請う元王子に対し、エレナは冷酷に微笑む。
「お支払いは『王国丸ごと』で承りますわ」
しかし、隣に立つヴィクトール公爵の様子がおかしい。
「エレナ、次は私を『逆買収』してくれるんだろう?……逃がさないよ、一生ね」
――あれ? 私、愛のリターンも求めすぎましたか!?