あらすじ
埼玉県の大学に通う心理学科一年生、風宮亜矢。
裕福ではない実家を離れ、大学近くの小さなアパートで一人暮らしをしながら、スーパーのアルバイトと親からの仕送りで何とか生活している。
そんな亜矢の楽しみは、ゲームサークルの友人たちと過ごす時間と、建築なしのバトロワゲーム。そして、友人から誕生日にもらったミルクウォーマーで作る、泡ミルク入りのコーヒーだった。
ある夜、牛乳が切れたことに気づいた亜矢は、コンビニへ向かおうと玄関のドアを開ける。
しかし、その向こうにあったのはアパートの廊下ではなく、彼女が遊んでいたゲームによく似たバトロワの世界だった。
電話もLINEも繋がらない。
けれど、なぜかネットと動画サイトだけは使える。
帰る方法も分からないまま、亜矢は攻略動画を頼りに、少しずつ戦場のルールを学んでいく。
これは、牛乳を買いに出ただけの女子大生が、ゼロビルドの戦場で自分の日常を取り戻そうとする物語。