あらすじ
紅砂の吹き荒れる異世界の荒野で目を覚ました漢方薬剤師の青年、穂積充。
彼が辿り着いたのは棄民たちの巣窟、『捨てられ村』だった。
その中でも最底辺の家に住む重病の少女セティアとの出会いを通じて充の異世界生活は新たな活路を見出す。
本名を明かしてはならない異世界で、充は公名を『アタリ』とする。
自由な経済活動が制限された残酷な世界で、アタリたちはスラムに巣食う派閥抗争や異世界での生存競争に巻き込まれていく。
これは、元の世界で培った知識と漢方薬剤師の性質から生まれた固有技能(スキル)を頼りに、絶望から希望への道を切り開いていく、一人の青年の成り上がりの記録。