あらすじ
十八歳の男女が契約を結び、魔女が誕生する世界。
名門アストレア家の少女リゼルは、
誰もが将来を約束していた天才だった。
——そのはずだった。
契約の儀。
だが彼女の魔法は、発現しなかった。
失敗は許されない。
魔女になれないなど、あってはならない。
追い詰められる彼女に、
契約相手の少年カイトは一つの“禁じられた武器”を差し出す。
魔女でなくても魔法を使える杖、
《アルカナ・コーデックス》。
ただしそれは、
精霊を奪う異質な剣
《ネメシス・リベリオン》によって支えられていた。
二人は秘密を共有し、
偽りの魔女として戦い始める。
だが戦いの中で、彼らは気づき始める。
精霊の違和感。
魔法の不自然な挙動。
そして世界の歪み。
やがて明らかになる真実——
この世界に存在する魔法は、すべて“偽り”だった。
これは、偽りの魔女になれなかった少女と、
世界の理に反逆する剣を持つ少年が、
世界の真実に辿り着くまでの物語。