あらすじ
舞台はなんでもありの『“魔法”の世界』。しかし、「ない」、「いない」と“否定”されることで、その力も肩書も、存在さえも消えてしまう。そんなこの世界には、それぞれの肩書を持つ『王』たちがいた。
ある日の定例会議のあと、彼らの前に『審判者』という役割を持つ人物、ユースフェルトが現れ、「第三回目の“魔法の世界のゲーム”が始まる」と告げる。そして同時に、自身は『審判者』からルール変更やゲームの進行を伝える『案内人』に変わることを宣言する。
『王』たちはユースフェルトから今回のゲームのルール、そして『ゲームマスター』の存在を知らされていくが、そんな中、前の時代から引き続き『撃滅王』となっているアーバンクの国で、国民たちが突如『王』を“否定”する声を上げ始める。その騒動にアーバンクは、「今回はここからか」と静かに呟くのだった。
ユースフェルトが伝えたルールは、キーキャラクターとなっている駒と、このゲームを広げているゲームマスターを殺害すること。だが、そのキーキャラクターが誰かは、今回のゲームの駒たちには分からない。やがて肩書と力を失った『王』も出始め、出番のなくなった駒はゲーム盤から落とされていく。
この盤上に広げられているのは誰のゲームか。物語を紡いでいるのは誰なのか。そして、この物語の真の“主人公”とは、どの駒のことなのか……。