あらすじ
忘年会の席で、若い女性ミカちゃんに浮かれ気味に話しかけ続けるおじさんがいた。
舞台は商店街の端にある古い喫茶店「月の匙」。
編集部の面々が集まるなか、ミカちゃんの記事を自分の手柄にしようとする編集長・大田の言葉が場の空気をわずかにきしませる。
その直後、大田は店の奥で胸をペーパーナイフで刺され、絶命する。
店内が騒然とするなか、おじさんはミカちゃんを気づかうふりをしつつ、彼女のまつげの動き、右手の濡れ、ハンカチについた黒い粉など、細かな違和感を拾っていく。
やがて録音データや現場の痕跡がつながり、真相が明らかになる。