あらすじ

「あなたの仕事は、子どもを産み育てることです」 出生率〇・九五の日本。役立たずの少子化対策機関を解体した政府が打ち出したのは、子育てそのものを国家公務とする「特別国家公務員」制度だった。 月額三十二万円、ボーナス年二回。勤務地は自宅。ただし保育園禁止、副業禁止。仕事は子どもを産み、育てること——それだけ。 広島県尾道市。坂と猫と海の街で、信金員・高瀬祐樹と妻の冬花は、このプログラムに採用される。おむつの替え方を国に教わり、粥を潰す研修を受け、国から給料をもらいながら子育てに挑む日々が始まる。 これは少子化の国に生まれた、ある夫婦と子どもの七年間の記録。

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カクヨム
カクヨム2026/04/26
  • 現在の作品産めよ育てよ国のため