あらすじ

五十年に一度生まれる「豊穣の巫女」——それが、リスティア・メルティスの隠された真実だった。 巫女の幸せの感情を糧に輝く神器「聖環の宝玉」は、豊穣の恩恵を与えている。しかし巫女は十七歳になるまで、その身分を明かすことも、生まれた土地を離れることも許されない。リスティアは十七年間、誰にも言えない秘密を胸に抱えたまま、ただ清らかに生きてきた。 十七歳になった年の卒業パーティの夜。今夜こそすべてが明かされる——そう信じていたリスティアを待っていたのは、祝福ではなく断罪だった。 婚約者のボルガンは冤罪を突きつけ、公衆の面前で婚約破棄を宣言する。親友のミルーシェは裏切りの笑顔を向け、隣に並んだ。誰も助けない。誰も信じない。十年間共に過ごした日々は、最初から偽りだったのか。 その絶望の瞬間、遠く王宮では神器が音もなく漆黒に染まっていった——。 やがて明らかになる、事実とは——。

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小説を読もう2026/04/26
  • 現在の作品豊穣の巫女と断罪劇