あらすじ

数百年続くエルフとオークの泥沼の戦争。 「銀氷の聖女」と謳われるハイエルフのエルフェリーゼは、敗北の果てに、最凶の宿敵であるハイオークの戦士・グレンガルドに捕らえられる。  オークに捕まれば、待っているのは種を産まされる道具としての凄惨な運命。  死を覚悟した彼女を待っていたのは、しかし、あまりに不器用で高潔な――「一人の男」としての献身だった。 「食え。腹が減っていては、絶望する気力も湧かんだろう」  不毛な戦争の裏側。リーゼは、宿敵であるはずの彼の腕の中で、初めて真実を知る。  グレンガルドの正体は、現在のエルフ王家がその地位を奪い、呪いによって醜い姿へ変えた「正統なる王」の末裔だったのだ。  追手として迫る、傲慢な婚約者。  二人の愛を嘲笑い、利用しようと画策するエルフの黒幕。  そして、月満ちる夜にだけ現れる、グレンガルドの「真の姿」。  これは、呪われた血を引く少女と、姿を奪われた王が、欺瞞に満ちた世界を焼き尽くすまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/04/26
  • 現在の作品宿敵のハイオークに攫われた聖女ですが、彼は私にスープを差し出した ~呪われた真の王と、罪を背負ったハイエルフの逆襲~