あらすじ
クラスメートの高橋さんは、俺の友達のことが好きだった。
そのことに気付いていたのに、俺は何も言わなかった。
ただ少しだけ、あいつに彼女ができたら、今みたいに馬鹿やって過ごせなくなるんじゃないかと思ったから。
だから、あの日。
何気ないふりをして、あいつに質問をした。
――ショートカットとロングヘア、どっちが好き?
それから半年後。
高橋さんは、長かった髪をばっさり切った。
そして一年後。
ようやく動き出した、あいつの恋。
これは、少しだけ卑怯だった俺の、どうでもいい話。
※「ショートカットの彼女」「ラムネ色の恋」と同一クラスの別視点短編です。