あらすじ

肺癌で入院していた七十代の男性、村瀬修一。 穏やかで紳士的な彼は、誰からも好かれる患者だった。 退院も近い―― 誰もがそう思っていた。 ある日、院内の花屋で彼は言う。 「来月、妻の誕生日なんですよ」 その翌日、彼は意識を失い、二度と戻ることはなかった。 数日後、病棟に届いた一通の手紙。 そこに添えられていたのは、七十本のバラ。 それは―― 間に合わなかったはずの、愛のかたちだった。 静かに胸を打つ、病棟の記憶。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/25
  • 現在の作品通夜の前日に届いた70本のバラ