あらすじ

現代にダンジョンが出現し、誰もが「英雄」や「カリスマ配信者」を夢見る時代。  無職の青年・阿久津 煉(あくつ れん)が授かった唯一無二のスキル、その名は『シャドウ・強奪者(プレデター)』。 しかし、その発動条件はあまりにも過酷だった。  「目出し帽を被り、全身黒ずくめで、バールを手にし、周囲に恐怖を与えること」。 ……これ、完全に銀行強盗じゃねーか! まっとうに生きたいのに、スキルが発動した瞬間、身体能力は「中の上」程度にアップ。さらに魔物からアイテムを剥ぎ取る「カツアゲ」能力まで開花してしまう。生きるために背に腹は代えられない阿久津は、職務質問と通報に怯えながら、深夜のダンジョンを『不審者スタイル』で走り抜ける。 配信の同接は伸びる。ただし、コメント欄は**「通報した」「自首しろ」「実写版・犯人の犯沢さん」**という罵詈雑言の嵐。  警察の包囲網をかいくぐり、誤解に誤解を重ねながら、阿久津は(見た目だけは)最凶の配信冒険者として、図らずも世間の注目を集めていく。 「お巡りさん待って! これはコスプレじゃなくて、俺の『正装』なんです!」 これは、史上最も応援したくないヒーローが、町内の平和と自分の口座残高を守るために奮闘する、涙と笑いの不審者コメディ。

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カクヨム
カクヨム2026/04/25
  • 現在の作品通報回数が経験値!? 全身黒タイツ(目出し帽)にならないと戦えない俺、不審者通報が多すぎて配信のアカウントが止まりそう