あらすじ

関東に名を轟かせる百舌鳥家の跡取り、百舌鳥 彰宏は、幼い頃から世話係であった若頭、城島 幹雄の背に刻まれた蛇の刺青に魅せられ、『漢』の世界へと足を踏み入れる。 その道の先で出会ったのは、完全紹介制を貫く偏屈な彫り師、四代目、桐生だった。 一筋縄ではいかないその男に振り回されながらも、彰宏は次第に抗いがたい執着を抱いていく。 やがて彫りを終えた熱を持て余した彰宏は、その想いをぶつけようとするが、桐生はそれを軽くいなしてしまう。 生まれて初めての『拒絶』に、彰宏の中の何かが狂い始めた。 さらに桐生を巡って現れる、もう一人の男——雅。 二人の間に火花が散る中、男たちは一人の存在を巡って、静かに関係を歪ませていく。 『お前に、俺の喧嘩相手が務まるかなぁ……容赦なんてするつもり、毛頭無ぇんだけど』 『三月であんたに追いついたんです。あと三月でものにします』 『こいつなりの流行り物に乗ってるだけだろ。その勢いも、いまだけだ』 『いつまで経っても、ものに出来ない人に、何を言われたところで効きませんよ』 『へぇ、言うねぇ』 『余裕見せてんのも今のうちですから……覚悟して下さい』 誰のものにもならない男を巡る、任侠×刺青×執着の物語。 ──壊れていくのは、誰の心か。 ❇︎R15表現あり

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エブリスタ
エブリスタ2026/04/24
  • 現在の作品湫に咲くー背中に昇り龍を刻まれた男が、恋に堕ち、一匹の雄になるまでー