あらすじ
佐藤はると、24歳童貞。
ごく普通のサラリーマンである彼の唯一の願いは、「カッコつけたい」ことだった。
アニメやラノベのように敵を倒して「こんなものか?」と言い、
仲間を守って「ここは俺に任せて先に行け!」とカッコよく決める人生を夢見てきたが、現実では叶わない。
ある日、公園のジャングルジムで空に向かって拳を突き上げた瞬間、バランスを崩して転落。
目が覚めると、そこは異世界。
自分の体は赤ちゃんになっていた。
金髪の女性が話す言葉は全く理解できない。
最初は病院だと勘違いしていたはるとだったが、
自分の小さな体と言語の違いから、ようやく気づく。
――俺は異世界に赤ちゃんとして転生した。
言葉も通じず、体も動かせない無力な状態。
しかしはるとの胸には、静かな興奮が広がっていた。
「ここなら、俺はカッコよく生きられる」
普通の人生では叶わなかった夢を叶えるため、
佐藤はるとの英雄譚が、今始まる。