あらすじ
お!なんだこりゃ、これは未来の日の本か?
コイツぁついてるぜ!江戸から何年先かの未来に俺の話ができるなんてなぁ!
もしこれを読んでくれてるなら、この香具師、慈恵の才蔵の大切なお客様だ!
香具師…まぁ見世物小屋の店主みたいなもんだ。
だが、実のところ、うちの見世物小屋は他所とは違う。
孔雀をみせて4文なんてシケた…あぁ未来で言うと…ひゃくえん?と言うやつではないさ。
どうだい未来のお客さん、泰平の世に飽き飽きしてるモン同士、ここで時間を潰してかねぇか?
特別にお代は結構。かわりに少し未来の視点でこのショーの感想をあっしに聞かせておくんなせぇ。
あぁ、それと一応、この話はふぃくしょんと言うやつだ。
マジだったとしても今は江戸、読んでるあんたが生きてる時代にゃ、みーんな天寿を全うしちまってるさ。
未来ではこう言っとかないと、あとが面倒なんだろ?郷に行っては郷に従わないとな。
あとはまぁ、うちの見世物小屋にのめり込むくらいハマっちまって、現実と区別がつかないなんて間抜けな話をしだしたやつもいたっけなぁ。
未来でも似たようなやつがいないとありがてぇ、この間も無一文に粘着されて…やれなんやらと…金がねぇから文句でもつけてぇんだろ、相手するだけ時間の無駄さ。
長くなっちまったが、せいぜい気をつけな。
忠告はしたぜ、さぁ入り口はそこの木戸だ。
転ばないように気をつけな