あらすじ
五十年前——世界にダンジョンと呼ばれる異界の門が出現した。
時を同じくして世界に異能力を持った者達が現れ、ダンジョン攻略を生業とする冒険者という職業も生まれた。
そんな世界で、ゲームの課金に生きがいを覚える主人公——湯水浪漫(ゆみずろうま)は、日本で五人目の『神の子(ゴッド・ギフテッド)』と呼ばれる世界最高峰の才能を持っていた。
しかし当の本人は異能にも冒険者にも興味はなく、穏やかな課金生活を送るために周りに異能をひた隠しにして生きていた。
ところがある日、問題が発生する。
なんと『神の子』特権で毎月政府から支給されていたお金だけでは足りなくなってしまったのだ。
普通なら課金を控えればいいだけ。
だが課金を控えるという概念をお母さんの腹の中に落としてきた浪漫は、苦渋の決断として——
「——しゃあねー、冒険者になるか」
遂に冒険者になることを決意した。
しかし『神の子』だとバレればゲームをする時間はなくなる。
よって絶対にバレないように活動すること胸に誓う。
そんな浪漫の意気込みとは裏腹に、異能者に襲われた少年を救ったことで歯車が狂い出す。
果たして浪漫は順風満帆な課金生活を送ることが出来るのだろうか——。