あらすじ
「君との婚約を破棄する。商家の出では侯爵夫人として釣り合わない」
婚約破棄を告げられた商家の娘リナは、泣かなかった。
なぜなら翌日——彼女の人生は、一夜にして変わっていたから。
リナには秘密があった。誰にも言わず、三年間ひとりで取得した「上級薬師」の資格。王国にたった十三人しかいない、最高位の称号。
資格取得の知らせが広まった翌朝、届いたのは三通の手紙。
王宮医務局、王国騎士団、大商会「アルケミア」——それぞれからの引き抜きオファーだった。
さらには第二王子まで現れて、「あなたの芯には本物の強さがある」と言い出して……?
婚約を破棄した彼が後悔に暮れる頃、私はもう、自分の足で歩き出していた。
怒らない。叫ばない。ただ、自分の道を選ぶ。
それが一番の「ざまあ」です。