あらすじ
「台本もなしに? 稽古もなしに? 論外ですわ」
前世で舞台女優だった記憶を思い出した公爵令嬢セラフィーナ。
自分が恋愛小説の悪役令嬢だと知った彼女は、原作通り美しく断罪される日を迎えるはずだった。
ところが現実の王太子は婚約破棄の場面で椅子に躓いてこけ、聖女はお茶をこぼし、証人役も頼りない。
このままでは完璧な断罪シーンが台無しになる。
「一度、仕切り直しましょう」
断罪される側なのに、なぜか周囲の演技指導を始めたセラフィーナ。
その結果、彼女を断罪するはずの人々が次々と彼女に惹かれていき――。