あらすじ
異世界に召喚された産廃屋のおっさん・ユージ。
ある日、森の不作の影響で飢えた魔獣が人里に出現。
逃げ遅れた子どもを庇ってしまい、気づけば自分がピンチに――
……なるはずだったが、護衛のナーチャンが一撃で討伐。
説教されるユージだったが、反省するより先に気にしたのは――
「この魔獣、食えるのか?」
こうして始まった魔獣肉の宴。
騒がしい夜が過ぎ、焚き火の前でふと訪れる静かな時間。
何気ない音と匂いが呼び起こしたのは、
元の世界での、どうでもよくて――少しだけ大切だった日常の記憶。
無自覚に人を救い、無頓着に日常を思い出す。
そんなおっさんの、少しだけセンチな夜の話。