あらすじ

地方から東京へ出てきた四十二歳の瀬川弘明は、地元にも東京にも、自分の居場所がないような感覚を抱えて生きていた。 地元では「普通」に馴染めない息苦しさがあり、東京では誰にも見られないまま、自分の輪郭が薄れていくような孤独がある。 新宿二丁目にも足を運び、アプリも試した。それでも、つながろうとするたびに、どこかで息が切れてしまう。 そんな中、母や地元の同級生から「戻ってくればいい」と言われ、弘明は初めて本気で地元に帰ることを考え始める。 けれどその前に、東京の中でまだ試していない場所があることに気づく。 これは、居場所を見つけた話ではない。 自分が消えない場所を、もう一度探し始める話。

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カクヨム
カクヨム2026/04/25
  • 現在の作品【小説】帰れない街で息をする