あらすじ
辺境の領地で、相棒の牧羊犬と共に羊を育てる貧乏伯爵令嬢のフィデリア。
ある日、牧場に凶悪な魔獣が襲来する。
絶体絶命の危機を救ってくれたのは、王国最強と恐れられる赤狼騎士団の団長、ヴィルカスだった。
しかし、獣人の血を引く彼は呪いの影響で理性を失い、敵味方問わず刃を向ける狂犬と化してしまう。
誰もが恐怖にすくむ中、フィデリアは彼に真っ直ぐ歩み寄り、荒ぶる犬を落ち着かせるように告げた。
「――お座り」
その透き通る声に、ヴィルカスの暴走は嘘のように鎮まる。
生まれて初めて頭の中の雑音が消える安らぎを知った彼は、フィデリアにすっかり心を奪われてしまい――。
「行くな……この静寂を、奪わないでくれ」
不器用で重すぎる愛を抱えた最強の騎士様と、凄腕の牧羊犬訓練士令嬢。
牧場から始まる、異色の溺愛ファンタジー!
【最終話まで執筆済みです! 完結保証(全14話)】