あらすじ

高校1年生の佐々木陸は、同じクラスの坂口芽依に一目惚れする。毎日話しかけ、少しずつ距離を縮めていくが——翌日になると、芽依は必ず陸のことを忘れている。 何度繰り返しても同じだった。 それでも陸は諦めず、毎日「初めまして」から始める日々を続ける。芽依は陸のことを覚えていないのに、なぜか会うたびに不思議な親しみを感じていた。 やがて陸は残酷な真実に気づく。芽依の記憶を消しているのは、自分自身だ。 陸が芽依を想えば想うほど、その感情が記憶を奪っていく。 「会わなければ、傷つけない」——陸は姿を消す。 初めて芽依の方が、陸を探し始めた。 冬、再会した二人。陸が全てを打ち明けると、芽依は静かに言う。「知ってた。なんとなく、ずっと」 呪いは消えない。解決策もない。それでも芽依は毎日日記をつけることにした。自分の手で、陸との記憶を残すために。 翌朝、芽依はまた陸のことを忘れている。日記を開いて、笑う。陸はその笑顔を見て、また「おはよう」と言った。

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小説を読もう2026/04/25
  • 現在の作品会う度に、君は僕を忘れる