あらすじ
勇者候補シオン・フェイは、最終試験で教官を圧倒した。
だが、幼い日に刻まれた記憶が、彼の内側に眠る獣を呼び起こす。
戦いに深く入り込みすぎた彼は、相手を殺しかけてしまう。
下された判定は、不合格。
王国は彼の力を導き手ではなく、獣と断じた。
戦う理由も、守るべきものも失ったシオンは、逃げるように王都を去る。
その道中、彼は追手に襲われる少女カリスを救う。
彼女は、「女神」と呼ばれる存在だった。
「私を、帝国に連れていって」
大切なものを見つけた男は、実力こそが価値を決める帝国で、英雄への道を歩み始める。