あらすじ
パーティが受けたダメージをすべて肩代わりする不遇職『代償者』のゼノン。
彼はある日、受けたダメージがそのまま周囲の好感度に変換される呪いのギフトを授かる。
当初は献身的な彼を慕っていた聖女や女騎士たちだったが、好感度がカンストした結果、彼女たちの精神は「ゼノンが傷つく姿=愛の証明」という歪んだロジックに支配されてしまう。
「ゼノン、あそこに強そうなドラゴンがいるわ。……大丈夫、死なない程度に私が治してあげるから」
慈愛に満ちた笑顔で、再び死地へと突き落とされるゼノン。
一方、彼を「無能な盾」と罵って追放した元パーティは、痛みを知らないまま育ったツケが回り、かすり傷一つで戦意喪失するほど精神が崩壊し始めていた。