あらすじ
王族でありながら、誰にも相手にされない少女リディアーナ。
正統な血筋ではないという理由で王城の片隅に追いやられ、教育も与えられず、”いてもいなくても同じ存在”として扱われていた。
発言しても聞かれない。
命じても誰も動かない。
やがて彼女は、“何も言わない無能”として完全に無視されるようになる。
だが彼女は知っている――
“正式な場での王族の命令は、絶対に覆らない”ということを。
無視されてきたからこそ準備できた。
誰も気づかないまま、すべての条件を揃えた。
そして国際会議の日。
初めて通るその一言で、王も貴族も、逃げ場を失う。
「本日ここにおいて、これを国家の正式決定とします」
――その瞬間、すべてが終わる。
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