あらすじ

『三階です』 また……か。そうだ、まただ……。 とあるワンルームマンションの一室。朝、目を覚ました男はゆっくりと上体を起こした。こめかみに指を当てて軽く揉みながら目を閉じる。頭の奥にこびりついた夢の残滓がじわりと浮かび上がってきた。 今の夢……。あれはやっぱりこのマンションだよな? 男はここ最近、毎晩同じような夢を見ていた。自分がエレベーターに乗っている夢。ただし視点はいつもより少し高く、両手には黒い革の手袋がはめられていた。 一回目はマンションの自動ドアをくぐり、エレベーターに足を踏み入れるところで終わった。二回目は二階に到着し、ドアが開く場面まで。そして三回目は――。 「三階に着いた……か。ふっ」

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小説を読もう2026/04/25
  • 現在の作品エレベーターの夢 :約2500文字 :ホラー