あらすじ

人々が強い感情を抱いたとき、その感情が「色」として身体の周りに漂う現象【情緒発光(エモーション・オーラ)】が一般的になった世界。誰もが相手の本音を隠せない中で、女子高生の雨宮 栞(あまみや しおり)だけは、生まれつきその色を見ることができない「色盲(ブラインド)」だった。 「本音が見えない」ことに疎外感を抱き、他人の顔色を窺いながら「完璧な美少女」を演じて過ごす栞。そんな彼女の前に、ある日、学園一の王子様と称される瀬戸 奏多(せと かなた)が現れる。彼の周りには、常に誰もが見惚れるほど清らかな「純白(誠実)」のオーラが漂っていた。 しかし、栞は気づいてしまう。彼が放つ言葉の端々に、微かな違和感があることに。 「ねえ、瀬戸くん。あなたも私と同じ……『嘘つき』でしょう?」 色が支配する世界で、色を信じない少女と、色を操る少年。 二人の「嘘」が重なるとき、優しくも切ない事件の幕が上がる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/24
  • 現在の作品透明な僕らに、嘘の花束を