あらすじ
虐待され、誰にも必要とされないまま育った少女・牧野栞。
中学入学の日、彼女は明るく優しい少女・藤崎陽菜と出会う。
初めてできた友達。
初めて、自分を特別みたいに扱ってくれた存在。
だが、栞はその温かさに依存し、やがて自らその関係を壊してしまう。
数年後。
二十歳になった栞は、若き人気ライトノベル作家として成功していた。
けれど、どれだけ遠くまで来ても、忘れられない春がある。
夢をきっかけに、栞はかつて陽菜と出会った町を訪れる。
これは、取り戻せなかった大切な時間と、
それでも前へ進もうとする一人の女性の物語。