あらすじ
ブラック企業で過労死し、気づいたら異世界に転生した私は、光の勇者パーティーの交渉事や経理を担うまでになっていた。
しかし、ある日、伝説の黒龍の宝を盗んだ勇者一行から、逃走の時間稼ぎのための「捨て駒」として置き去りにされてしまう。
目の前には、怒り狂う絶対的強者の龍。
絶体絶命のピンチ――かと思いきや。
(前世の理不尽なクレーマーに比べたら、要求が明確なだけマシです)
前世の「クレーム対応プロ」としての会話術と、相手の本音を見抜くスキル『思念解読』。
これらを駆使し、黒龍へ起死回生のプレゼンを持ちかける。
「宝を盗んだ愚か者から、きっちりと『対価』を取り立てるプランがございます」
これは、勇者に捨てられた調停士が、理不尽な世界に反撃していく逆転劇。
……のはずなのだが。
代償として、美しき龍の主から異常に執着されることになってしまい――!?