あらすじ

不老不死の物語を書いていて、気づいたことがある。 自分は不老不死そのものに惹かれているのではなく、その設定を通して、人間の輪郭がどこで揺らぎ始めるのかを見たいのだということだ。 同じ肉体のまま生き続ける不老不死。 肉体を入れ替えながら、記憶を継承していく不老不死。 一見、夢のようにも見えるその設定を考えていくと、病気、痛み、格差、制度、感情の希薄化といった別の問題が立ち上がってくる。 死なないことと、生きていることは同じなのか。 記憶が続いていれば、その人は同じ人間なのか。 感情を失ってまで続く存在は、人間のままでいられるのか。 SF的な設定を入り口にしながら、結局考えているのは「人間とは何か」という問いなのだと思う。 不老不死を題材に、自分の創作の関心を整理したエッセイ。

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カクヨム
カクヨム2026/04/24
  • 現在の作品【エッセイ】不老不死を考えると、人間の定義が揺れ始める