あらすじ

国民的アイドルグループdulcis〈ドゥルキス〉のメンバー、サクヤ。 世間では「ツンデレ王子」として絶大な人気を誇る彼は、私にとっては中学校の同級生。アイドルになる前、同じダンススクールで知り合った昔馴染み。大人になった今は、ただのゲーム仲間。 二人きりで過ごしていても、深夜2時になると決まって「さっさと帰れ」と冷たく追い出される始末。 ——それが、私たちの当たり前だった。 それなのに、ある夜。 突然キスされて戸惑う小春。だけどサクヤの態度は相変わらずで、何もなかったかのように振る舞う。 近いのに遠い、曖昧な関係。 私はずっと、サクヤにとって“女として見られていない、都合の良い相手”なのだと思っていた。 現実の切なさを癒やしてくれるのは、オンラインゲームの世界。 そこで出会った東洋風のアバターの彼は、いつも献身的に私を守り、優しく寄り添ってくれる存在だった。 私は知らないうちに、その彼にばかり本音をこぼすようになっていた。 もう、この苦しい恋から卒業したい。 そう決めてサクヤからの連絡を断つと、職場の問い合わせに、サクヤを思わせる人物から連絡が届く。そこには、『ピンクのパンダ』というキーワードが添えられていた。 ゲームの世界で彼が連れていたオトモが、ピンクのパンダだった。 心機一転と参加した合コンの帰り。 部屋の前にいたのは、サクヤだった。 「いい加減気づけよ、鈍感」とサクヤは言う。 現実でも、ゲームでも。サクヤはずっとそばにいたのに。 深夜2時に伝えたかったのは「帰れ」ではなく——「帰らないで」だったなんて。 ツンデレだけど実は一途で不器用なトップアイドルに、私はずっと愛されていたなんて。

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小説を読もう2026/04/24
  • 現在の作品ツンデレ王子は深夜2時のシンデレラを溺愛する♡同級生のアイドルが彼氏になった夜 〈Dulcisシリーズ×サクヤ編〉