あらすじ
原因不明の体調不良に悩まされ続けてきた青年・神代悠真。
病院を巡っても異常は見つからず、疲労感だけが積み重なる毎日。将来への希望も薄れかけていたある日、彼のもとへ差出人不明の手紙が届く。
そこに書かれていたのは、自分の病気が「魔力欠乏症」であること。そして、その原因は“神の確認漏れ”によるものだという信じがたい謝罪だった。
さらに、治療法として提示されたのは、猫の妖精――ケットシーとの契約。
半信半疑のまま出会った黒猫のケットシーと契約したことで、悠真の身体は回復し、魔力と魔法を扱えるようになる。
だが、世界は急に異世界になるわけではない。
舞台はあくまで普通の現代日本。
コンビニへ行き、仕事をして、日々を暮らしながら、少しだけ不思議な出来事が混ざっていく。
神の手違いから始まった、猫の妖精との同居生活。
これは、静かに人生を取り戻していく青年と、気まぐれな幻獣が紡ぐ、少し不思議な日常譚。