あらすじ
俺の名前は、田中湊(たなかみなと)。
超絶人気アイドル『みなっち』こと田中湊と同姓同名・同誕生日の高校生。
憧れの東京、念願の独り暮らし。名前のせいで隠し続けてきた「みなっち神推し」の情熱を爆発させるはずが、行く先々で謎の少女『キマメ女』に遭遇する。
聖地の幟旗の前、不味いと評判のラーメン屋、そして誕生日の免許センター。
行く先々で絶対零度の視線を向けてくるキマメ女と、なぜか言葉も行動も一致。
落とした鍵を拾うタイミングまでが完璧に重なってしまう不可思議な「同期」現象が起こる。
「なんだか、謝って損した気分!」
吐き捨てた言葉までシンクロする最悪な出会い。だが、受付カウンターから呼び出された彼女の返事を聞いたとき、運命の歯車はさらに加速する。
「はい、はーい。直ぐ行きまーす!」
可愛らしい声とピーチの香り。そして彼女もまた、俺と同じ名前を持っていた——
【登場人物】
田中湊(男)……主人公。
田中湊(女)……ヒロイン。