あらすじ
その日、俺は“場違いな場所”に足を踏み入れた。
バイト帰り、なんとなく入ったバー。
そこで出会ったのは、落ち着いた雰囲気の年上の女性だった。
何気ない会話。
距離を詰めすぎないやり取り。
それなのに、なぜか居心地がよかった。
やがて知る。
彼女が、会社を経営する“社長”だということを。
将来も決まらず、何をしたいのかも分からないまま日々を過ごしていた大学生の俺。
そんな俺に彼女は言った。
「明日、一つだけ調べなさい。それでいいから」
たったそれだけの言葉が、
止まっていた時間を、少しだけ動かした。
——何も持っていなかったはずの俺が、
誰かの隣に立とうとするまでの話。
これは、しがない大学生と女社長の出会いから始まる、
少しだけ人生が動き出す物語。