あらすじ

離婚調停の最終日、夫婦の自宅金庫から、知らない女の白骨が出てきた。 夫は妻に言った。「お前が殺したんだろう」 妻は夫に言った。「あなたが殺したんでしょう」 二人とも、その女のことを覚えていないはずだった ── 今日まで。 中堅メーカー法務部に勤める夫・三鷹圭介、五十一歳。 出版社時代に文章を書いて生きてきた妻・三鷹由紀、四十八歳。 二十三年前に建てた家の書斎の床下から、二十年前の油紙に包まれた人骨が現れた瞬間から、夫婦の二十年の沈黙が、ゆっくりと、相互の言葉によって、剥がされていく。 夫視点と妻視点が交互に進む二重叙述の心理サスペンス。 両方が嘘をついている。両方が、相手を犯人だと思っている。 そのどちらが、どこまで、本当なのか。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/24
  • 現在の作品離婚調停の最終日、金庫から知らない女の骨が出てきた