あらすじ
福岡県庁20階の「黄金の鳥籠」に軟禁され、都市の物理法則を維持するための「部品(パーツ)」として扱われてきた17歳の天才ハッカー・時田渚。 彼女は、同じく「使い捨ての部品」として過酷な戦いを強いられながらも、不器用な仲間たちと泥臭く生きる空自の観測者・柳美緒の姿に、己の反逆の意志を重ねていた。
脊振山の死闘から一週間後。県立生体適応研究所の鷹宮所長は、柳を孤立無援の「検体」として廃棄処分する陰湿なチェスを発動させる。
「アタシの戦友(ダチ)をゴミ箱に捨てるなら、あんたの社会的地位を全部デリートしてやる!」
鷹宮の「チェックメイト」に対し、渚は電脳空間から強引に介入。カササギの戸籍を消去して「幽霊」へと書き換え、県庁屋上への決死の強行着陸(カチコミ)を導き出す! ついに合流を果たした「空の女王」と「電脳の魔女」は、期限切れの「アイスの当たり棒」という計算外のバグを武器に、巨悪の冷徹なシステムを内側から食い破る。
大人たちが構築した冷徹な盤面をひっくり返し、神の領域すら書き換える究極のハッキング。その瞬間、彼女の瞳に宿る青き幾何学模様が、理不尽な世界への反逆を鮮烈に告げる!
鳥籠を捨てた少女が、泥臭くて自由な「日常」へとダイブする痛快サイバーパンク・ファンタジー堂々の完結編!